エコとファッションの両立を可能にする「エシカルファッション」という選択肢。

エコとファッションは、究極的にはお互いに相反する混ざり合わないものです。水と油が混ざらないのと一緒。というのも、それぞれが全くちがう性質だからです。

ふだん「できるだけ環境に優しい商品を選びたい、でも好みのものがない…」といった葛藤をもつ方も多いのではないでしょうか?

僕もそうした悩みをかかえる一人です。




エコとは?

エコというと単に環境に優しいシステムを刺すような気がしがちですが、これはエコロジーとエコノミーの両方から成り立っています。エコロジー(環境)に配慮してムダに地球環境を汚すことなく、エコノミー(経済)を発展されていこう、ということです。

 

環境にやさしいだけじゃ昔の生活に逆戻りするだけですからね。そこに経済の概念も盛り込んでるのがエコのポイントでしょう。

ファッションとは?

ファッションはいわゆる自己表現の手段です。いまではアパレルブランドが乱立してるので、流行にそったアイテムやいつでも変わらないシンプルさを持つアイテムなど、とにかく種類が多いですよね。

 

そうしたなかから自分の好きなアイテムやブランドを探して身につけることで、僕らは社会に向けた、あるいは周りの友人や、通りすがりの見知らぬ人へ、自己表現をしてることになります。「まわりからこう見られたい!」って。

 

これはファストファッションのような低価格のものも同様ですし、まあ買い物ってのは僕らがそのブランドの持つ価値観を支持してるってことで、自己表現の欲求とそのために使う費用のバランスでしょうな。

 

価格だけじゃなくコンセプト、はたまた見えづらい商品の裏側にある生産背景などもひっくるめて、そのブランドの商品を購入すること=「わたしはあなたのブランドを支持しますよ!その調子でがんばってくださいね」と言ってるのと一緒なわけです。

あたりまえの話ですね。

エコとファッションの両立は可能?

おしゃれな洋服販売店

そうした個人のエゴを叶えるための「ファッション」と環境にできるだけ負荷をかけずに経済発展をめざす「エコ」をどう両立させればいいか悩みませんか?

 

そんなこと理詰めでかんがえて買い物する方はいないでしょうが、なんとなく無意識のなかで感じてるはずです。だって自分のエゴを突き通すために環境破壊がすすんだら嫌だし、かといってファッションも楽しみたいし。え、わがまま?

 

これは大なり小なり、みんなが持ってる両方の欲求なのでそれぞれが自分なりの基準をもてばいいだけの話だと思います。

じゃあ僕はどうなのかというと、「環境にやさしくて好みのもの」はほっとんど見つかりません!!!生地はオーガニックコットンやヘンプといった、いわゆる環境にやさしくて一次生産者にもいいとされるものにしたいし、買い物するときはできるだけそうした商品を選ぶようにしています。

 

ただし!!!

そうやって商品を選んでいくとぶちあたるのが、なかなかデザインやスタイルが好みのものが見つからない…ということ。もうね、悲しくなりますよ本当に。グスン(泣)エスニック調のものが多かったり、無地のものが多かったり。

 

よのなかに供給されるものはそこに需要があるかどうかで決まるので、悲しいことにまだ需要がそこに追いついてないと言えるんでしょうね。そうした生産背景や倫理観よりも、ファストファッションのような破綻したビジネスモデルが支持されるのは「なんだかなぁ…」と思ってしまいます。

(ファストファッションでも、1着を長く大切に着るならいいんですが…)

両立を目指すエシカルファッション

需要がすこしずつ追いついてきたからか、多様性が叫ばれるようになってきたからか、ここ数年でエシカルファッションという言葉を聞くようになりました。

エシカルファッションとは、「エシカル=倫理的、道徳的」という英語で示されるように、ファッションという僕らのエゴを満たす活動においても、できるだけ地球環境を汚さない、生産者を搾取しないようなシステムです。

 

かなり定義は曖昧で、ブランド毎に違います。ただ共通して言えることは、洋服の生産から消費まで、地球や生産者のこともしっかり考えうようよ!ってこと。

 

「そんなのあたりまえじゃん!」といった声が聞こえてきそうですが、こうした当たり前のことができてないのがエゴの象徴といえるアパレル産業です。そこには消費者が価格だけで商品を選んだりする事情も見え隠れするんですけどね。

 

ただ厄介なのは「じゃあ価格が高ければいいのか」というともちろんそうではないのがまた悩ましいところではあります。ここ数年はこの「エシカル」といった言葉がトレンドのように使われてますが、こうした考えかたが一過性の動きではなく当たり前のように浸透していくといいなと思います。