大気汚染、異常なゴミのポイ捨て、汚職、職権濫用、偽装結婚。スリランカで見た日常

ゴミの中で生活する人

住む場所にもよるとはいえ、首都のコロンボの大気汚染とゴミの散乱状態はかなりヒドい。

トゥクトゥクで出かけようものなら10分もすればディーゼル車の排気ガスと舞い上がる砂ぼこりに喉がやられ、しまいには肺もズキズキと痛みを感じはじめるほど。

スリランカ各地からコロンボに移り住む人は多いので、どんどん人口密度が増していきます。




ゴミのポイ捨てが日常茶飯事。いろんなとこで異臭が…

そこに政権が変わってからゴミのポイ捨ての取り締まりがゆるくなったことで、ちょっと街中を歩けばゴミだらけなことにも気づくでしょう。

生ゴミもポンポン捨てられるのに、それを掃除するはずの国からの委託業者?がしっかりと掃除をしない。

 

そうした掃除するワーカーは、掃除をしないことで今の政権への反対を示したりもしてるそうな…。なんじゃそりゃ。

 

たしかに4年前に来たときはもっと街中もきれいだった気がするんです。生まれてからずっとコロンボで過ごしてる妻の親戚も最近どんどん街が汚くなって自然がすくなくなるのを嘆いています。

 

まあ都市化して建物が増えていくのは仕方ないとしても、人口増加にともなって道端に投げ捨てられるゴミが増えてるってんですからね。なんとも悲しい話ですね。

 

排水溝を流れる水も油だらけだし、ものすごい異臭がただよう箇所もそこらじゅうにあります。現政権は国の汚職をなくすことを掲げて当選したようで、街中のゴミやインフラといった国民の目にみえる形での貢献が少ないみたい。

 

一方で、汚職がまん延してた前政権(去年だか数年前に政権交代があった)はゴミのポイ捨てだけじゃなく、横断歩道で車を止まらせる、街中でツバを吐かないようにさせる、生活道路などのインフラ整備といった目にみえる形での政策をガンガンにすすめてたようです。

裏では賄賂や汚職だらけで、そうした話もよく出てたみたいですが…。

 

そうした状況もあって、いまでも政治の話は一般市民にとってよく話題に上がるトピックで、支持率も国をまっぷたつに分けるほど2分してるようです。

 

国のトップに汚職がはびこるんじゃ未来がないので今の政権にがんばってほしいと思うものの、一般市民の生活レベルでは生活の質が下がってると感じる人も多いでしょうからね。

 

これからスリランカはどう変わってくんだろうか…。また汚職まみれの前政権に戻る気もしなくもないですな。曖昧な表現が大好きで楽天的な国民性が政治にも影響していくことは変わらないでしょう。

 

それにしてもコロンボの大気汚染と交通状況はカオスです。

クラクションは鳴りっぱなし、いつでも追い越せ追い越され、まるでゲームのカーレースの世界です。(あまり事故を見ないのが奇跡)。

 

ルールがあってもないような世界ですからね。海外旅行でレンタカーを使おうなんて考えないように。無理ゲーです。

警察とのコネと賄賂で飲酒運転がもみ消される

スリランカでは警察とのコネがあったり賄賂を支払うだけで飲酒運転を見逃してもらえることから、あたりまえのように飲酒運転をしてる人たちがいます。

みんながみんなといったわけではないでしょうが、現地でそうした人たちに普通に会いました。

 

そうした職権濫用がまだまだ社会にはびこってるんでしょうな。だからこそ今の政府はそうした汚職と腐敗を減らすことに力をいれているのでしょう。

 

偽装結婚の人にも普通に会いましたし、スリランカも途上国、公共機関が機能してないばかりでなく、きたない利権がいたるところにあると感じさせられます。

もう警察が警察としての機能を果たしていないので、なにかあっても賄賂やコネでもみ消されることになるのかもしれません。こわいこわい…泣

 

スリランカという国のダークサイドを一部みた気分ですが、途上国ではそうしたどう見てもおかしな権利濫用は日常茶飯事だったりしますからね。

なにが起きても自分の身は自分で身を守らないといけない。日本の感覚でいても警察も助けてくれないんだな。と再認識しましたよ。

 

いまだに女性が夜に出歩いてなにかあったりしたら、その加害男性に対してよりも「出かけた女性が悪い!」こぞってそんなふうに言われる気がします。

 

日本のドラマ「おしん」が大人気だったりしますし、スリランカの風習は、日本の戦前戦後あたりに似てる部分もたくさんあるんじゃないでしょうかね。あの丸くて緑色の蚊取り線香をつかってる家庭も多いのもそんな風情を後押しします。