オーストラリアに来た経緯やこの1ヶ月で感じたことを書いていきます。
今年は年初から永住権のビザ申請からはじまり東京への引越し、そしてオーストラリアへの移住手続きをこなしてきたので、しょうじきいって精神的にかなり疲弊しました。
国内での引越しは学生時代からなんどもしてきたため慣れっこですが、さすがに海外への引越しはわからないことが多く、疑問点をネットで調べたり役所に確認したり、はたまたオーストラリア側に確認しなきゃいけないこともあって大変でした。
そうした具体的な記事はあとあと追加していくこととして、まずはざっくりとオーストラリアにきた流れと、滞在して1ヶ月たった感想を書いていきます。
オーストラリアの永住権申請はすごく大変
オーストラリアで永住権を取得するにはいくつか方法がありますが、僕が取得したのは配偶者ビザです。
妻がオーストラリア人のため、その配偶者として申請した形ですね。
ただ配偶者ビザとはいえ申請書類は膨大で、二人の関係を証明する写真、出会いから現在にいたるまでの関係を細かく説明しないといけません。
それに家族構成や職業だけでなく、過去10年間の住んだ場所の住所、海外渡航先の詳細なども必要で、さらに用意した全ての書類はオーストラリア政府に認定された資格(NAATI)をもつプロに英訳してもらう必要があります。
それだけじゃなく、オーストラリア側に指定された病院で健康診断を受ける必要もあり、その費用も別途かかります。
しかも検査結果は病院から直接オーストラリア側に送られるため、こちらは検査結果を知ることもできません。
オーストラリアのビザ申請では、この「健康診断の検査結果で配偶者ビザが取得できなかった」という体験談もネットではちらほら見受けられたため、結果がわからないのは不安でした。
で、結果は異常なし!
ビザ用の健康診断で結果を教えてくれればそれで済んだわけですが、結果を教えてくれないので仕方ありません。
そしてこの認定された病院はごくわずかで、僕が住んでる名古屋には1つもなかったことから、健康診断のために、大阪まで新幹線で行くことになりました。
名古屋だから大阪まで気軽に行けましたが、住んでる場所によっては検査のために飛行機で何時間もかける必要があるでしょうね。
当然その移動費も自腹になります。
しかもこの配偶者ビザの申請は、申請費として約7000ドル(約60万円)かかりました。
高いですね。
以前はもっと安かったようなので、もしかしたら今後もっと高くなる可能性もあるかもしれません。
このように配偶者ビザの申請には手間と時間とお金がかかり、審査に落ちてもこの費用は戻ってこないため、準備は時間をかけてゆっくりと入念に進めていくことです。
そして配偶者ビザは一般的に1年以上は審査に時間がかかると言われてますが、僕の場合はかなり早く審査結果がでました。
できるだけ早くオーストラリアに来たかったので、これは本当にありがたい。
ただこればかりは審査の混み具合いや申請書の記載内容にもよると思うので、「早ければラッキー!」と考えて、1年ぐらいはかかることを想定しておくといいでしょう。
あらかじめ予定を立てても申請書類をそろえるのは想像以上に大変で遅くなりがちです。
僕も当初の予定より申請が数ヶ月も遅れてしまいました。
準備は早め早めにはじめましょうね。
パースに移住して1ヶ月たった
ぶじに永住権が取れたので、9月末にパースに来ました。
大震災以降に日本とパースの直行便はなくなってしまったので、日本からパースに行くにはどこかを経由する必要があります。
シンガポールだったり、シドニーだったり、マレーシアだったり。
今回は片道の航空券で行くことと、ほかの諸事情を考慮して、奮発してタイ航空のビジネスクラスを利用しました(なのでバンコク経由)。
参考:タイ航空のビジネスクラス(ロイヤルシルク)体験談!東京(成田)からバンコク便でA380に乗ったのでレビュー
いままでビジネスクラスはドバイ経由スリランカへの一人旅で利用(無料でグレードアップされた。ラッキー!)したことがありましたが、それ以来です。
しかも自費で支払って乗るのははじめて。
オーストラリアというと、シドニー、メルボルン、ブリスベン、ケアンズといった東側の都市を思い浮かべる人も多いでしょう。
ただ僕が移住したのは西側Western Australia(WA)のパースです。
地図でみると位置関係がわかりやすいので載せておきますが、見てのとおり、他のメジャーな都市からは距離のある孤立した都市ともいえます。
パースはこうした地理関係が影響してか、不便さを感じることは多いです。
パースは西オーストラリアでは最大の都市で、人口はシドニー、メルボルン、ブリスベンに続き、オーストラリアで4番目に多いです。
ただし、シドニーからメルボルンやブリスベンへは飛行機で片道1時間半ぐらいで着くのにたいし、シドニーからパースへは片道5時間もかかります。
しかもパースは東側の都市とは3時間の時差があるので、他の都市とくらべて孤立してる印象も強いですね。
パースに住みはじめてからこの1ヶ月で感じた点は色々あるので、気づいたことを並べてみます。
- 10月はTシャツ1枚じゃ寒かった。
- 寝るときはブランケット、家でもヒーター必須の日がちらほら。
- 朝5時くらいから日差しが照りつけるので、自然と目がさめる。
- 日差しが眩しすぎて目が痛くなるぐらい強い。
- 出かけるときは日焼け止めするのが無難。
- 車の運転が怖い(日本より速度が速くて運転が荒い人が多い)
- 食料品が高い(水が500mlぐらいで3ドル=270円。酎ハイ1缶=600円)
- スモークサーモンやパン、高級チョコレートが日本よりかなり安い
- レストランはメチャクチャ高い!
- 電化製品、家具など種類が少ない。そして高い。
- 日本食材はだいたい日本の3倍の値段。
- イタリア系、中国系、イスラム系、いろんな人種がごちゃまぜの多国籍。
- 英語のレベル、なまりもバラバラで、それが日常生活として当たり前にある。
- 太陽光が強くて乾燥してるので、過ごしやすい(汗だくだくにならない)
- 海がすごくキレイ!
- 街中に自然があふれてて、カラフルな鳥がふつうに飛んでる(オウムとか)
- みんな陽気で明るい。
- 店員、配送員、約束事の集合時間など、いろいろと適当。
暖かい気候と毎日の強いサンシャインもあり、とにかくハッピーな雰囲気が街中にあふれています。
海はキレイで日本のように人でごった返すこともなく、とても過ごしやすい都市ですね。
例年どこかで発表される住みやすい街ランキングの上位に入ることも多く、ゆったりとした良いところです。
さいごに
今回の海外滞在はいままでの海外留学や駐在とはちがい、日本人グループに属することなく、完全に現地での生活の輪の中に入りこんでる格好ですので、しょうじき戸惑うことも多いです。
(個人事業で家にこもって仕事してるので、ほぼほぼ外で人に会うことはないですが。。)
ただ一方で、だからこそ学べる現地の習慣や生活もあり、少しずつ慣れていくしかないでしょう。
住んでる場所も街中ではなく、シティと呼ばれる中心街から車で30分ほどの郊外です。
昨日は現地で主催されたちょっとしたセミナーに参加してきましたが、まあ英語がわからない。
理解できたのは一生懸命に聞いて半分ぐらいなので、英会話の勉強は必須だな〜と。
移住者はAMEPという国の制度で英会話を無料で学べるので、もうすこしたったらはじめてみようと考えています。
オーストラリア英語は発音(アクセント)も結構ちがうので、場数も大切ですからね。
いまは家具家電をそろえはじめて少しずつパースでの生活に慣れてきたところですが、この先どうなることやら。
今のところ楽しく過ごしながら仕事もはじめたので、毎日やることをこなしていくだけです。
しばらくはこのオーストラリアのパースに住むことになりますので、パースでの日常生活で気づいたこと、旅行者や滞在者の役に立ちそうなことがあれば、どんどん情報を発信していこうと思います。