オーガニックコットンの主要生産国はインド。自然エネルギーだけ使う工場でTシャツやパーカが作られてます。

インドは世界のコットン最大産地でオーガニックコットンの主要生産エリアでもあります。僕らViri Fide商品のほとんどは、そのインド南東のタミルナドゥ州というエリアでオーガニックコットンが育てられてるので、そのオーガニックコットンと工場について書きますね。最後のほうはたんにコットン話になってしまいましたが、ご容赦ください。




風力発電、ソーラー発電だけ使う大規模な工場

そのインドの南東エリアに構えるイギリス資本の工場は、風力・太陽光発電といったサステイナブルな電力だけで工場の電力がまかなわれてるんですよね。かなり大きな工場なのでそこで働くスタッフも何千、何万という規模だと思います。本当すごい。

 

すると使用電力も膨大でしょうから、それを風力発電を中心とした自然エネルギーだけでまかなうってんだからこれはすごいとしか言いようがありません。

 

でこの地域は広大な土地で風力発電がおこなわれていて、写真も迫力がありますね。

風力発電 インド

雰囲気がありますよね、このイメージ。個人的にものすごい好きです。

 

こうやって風力、太陽光発電にも積極的に取り組まれてるのは見ていて気持ちいいですな。それに僕らの製品を選んでもらう…という事は、少なからずこのサステイナブルな社会を実現していくことにも影響しているのです。ごくごくわずかですが…。塵も積もれば山となるってね。

トレーサビリティが確立してないアパレル業界

ただこのインドのコットンには悲しい現実もあり、たしか児童労働の多くもインドだったと記憶しています。ウズベキスタンは国がからんで児童労働を行ってるので同国産を使用禁止してるとこも多いですが、インド産でそうした動きが出てるとは耳にすることがないですな。

 

もちろんみんな児童労働がダメなのはわかってるし、そうした原料は使いたくありません。ただしアパレル業界の現状としてそうした一次産業のコットン農家まで生産記録をたどるトレーサビリティがしっかりとできてないことが多々あります。

 

実際にぼくがある日本の卸業者から購入したオーガニックコットンの無地Tシャツは、その会社が日本での販売独占権を持ってる?にもかかわらず、原料からその業者にわたるまでに仲介に入る会社はいっぱいあるようで、くわしい情報は教えてもらえませんでした。

 

おそらく原料を輸入する段階で輸出業者との契約はあるでしょうが、その原料のトレーサビリティはそこまで徹底してないのでしょう。

 

僕はもともと食品輸入会社で働いてこともあり、原料がどの国、どの生産者で作られたものなのか、どういった経路を経て日本に輸入されてるのかということを知るのは当たり前だと思っていました。

 

食品という口に入れるものだから最終ユーザーとなるお客さんの関心が強いことが影響してるんでしょうが、そこには生産者に配慮するといった考えは残念ながらあまりありません。あくまでも消費者ありきで考えられることが多いのが現実です。

 

それがアパレルという単にエゴで身につけるものとなればより一層そうなってしまうのも仕方ないといえば仕方ないのかもしれません(これで済ませちゃダメですが…)。

 

ただネットが発展して児童労働やコットン農家の理不尽な生産者の現実を知る機会が増えたことで、生産者の人権という「生きるために当たり前の権利」を意識する消費者が増えてきたことも事実でしょう。それがエシカルという名前で流行り、生産者にも優しいビジネスモデルが続々と生まれてきているんだと思います。

 

インドは世界有数のコットン生産地域で、オーガニックコットンにいたっては世界の70%以上がつくられていますが、僕らがふだん着る洋服にももしかしたら児童労働のコットンが使われてることさえあるかもしれないのです。

 

一方でオーガニックコットンの国際認証であるGOTSを取得した製品は、定期的に生産者の権利がチェックされてるので安心。ここで難しいのが、通常のコットンだから悪いというわけではなく、トレーサビリティが確立してないことが問題な気がします。